2012-11-12 「英語力がアジア人意識に及ぼす効果」(嶋内・寺沢 2012) works 論文でました。(厳密には6月に出ていましたが、先日ゲットしましたのでご報告) 嶋内佐絵・寺沢拓敬 (2012) 「英語力がアジア人意識に及ぼす効果 ―アジア・バロメーターとアジア学生調査の計量分析を通して」『アジア英語研究』第14号 pp. 85-106. リサーチクエスチョンをひとことで言うならば、英語ができるようになればなるほど「アジア人」としてのアイデンティティは形成されていくか、です。突拍子もない話だと思う人もいるかもしれませんが、ASEANの公用語が英語であることが象徴しているように、とくに各国エリート階層の間では「英語こそがアジア統合に貢献する」という意識は、あってもおかしくない話でしょう。それを、2種類の統計調査を分析することで、検証しています。