こにしき(言葉・日本社会・教育)

関西学院大学(2016.04~)の寺沢拓敬のブログです(専門:言語社会学)。

『社会言語学』第13号発行

『社会言語学』第13号発行しました。
http://www.geocities.jp/syakaigengogaku/syakaigengogaku2013.html

私も論文書いてます。
ご希望の方は、上記のリンクから注文するか、私までメール下さい。


論文

すぎむら なおみ
障害をもつ身体が性暴力被害にあったとき ---マイナー・マイノリティの「つたわらない」困難---
なかの まき
だれのための「ビジネス日本語」か---言語教育教材としての「ビジネス日本語マナー教材」にみられる同化主義---
上村 圭介/李 中淳
サムスン電子「地域専門家制度」に見る企業の多言語主義戦略
あべ やすし
金融機関の窓口における代読・代筆について---公共性とユニバーサルサービスの視点から---
中島 武史
聾学校におけるろう児と教師の関係性と低学力
仲 潔
五輪招致スピーチから再考する言語観教育の必要性---〈コミュニケーション能力の育成〉のために---
寺沢 拓敬
戦後20年の英語教育とナショナリズム---「大衆の善導」と「民族の独立」

論文評/書評/書評への応答

棚田 茂
パターナリズムとしての聴覚障害補償
大沼 直紀著「「人工内耳によって『ろう文化』はなくなるか? ろう者の言語権・文化権と『音を聞く権利』を両立させる」
中邑 賢龍・福島 智編『バリアフリー・コンフリクト 争われる身体と共生のゆくえ』(東京大学出版会、2012年)所収
かどや ひでのり
日本手話は「自然言語」か
佐々木 倫子編 『ろう者からみた「多文化共生」-- もうひとつの言語的マイノリティ』(ココ出版、2012年)
木村 護郎クリストフ
「英語のメガホンをとれ!」 --世界の英語化による公正のすすめ
Philippe van Parijs『Linguistic Justice for Europe & for the World』(Oxford University Press, 2011)
ましこ・ひでのり
進歩史観的敬語史批判の論理構造と射程
福島 直恭著『幻想の敬語論--- 進歩史観的敬語史に関する批判的研究』(笠間書院、2013年)
福島 直恭
書評に対する応答
福永 由佳
角 知行 著『識字神話をよみとく--「識字率99%」の国・日本というイデオロギー 』(明石書店、2012年)
角 知行
茅島 篤 編著『日本語表記の新地平-- 漢字の未来・ローマ字の可能性』(くろしお出版、2012年)
冨田 哲
陳 培豊 著『日本統治と植民地漢文-- 台湾における漢文の境界と想像』(三元社、2012年)
陳 培豐
著者からのコメント