世間は学会シーズンだ。
修士の人が「みんな凄い!」「勉強になった!」と感想を漏らしているのを見た。
自分もおよそ10年前は同じような気持ちになったなあとしみじみ思い出した。
ただし、学会に行って総じて「行ってよかった」と思っていたのはだいたい修士〜D1くらいまでで、それよりあとはガッカリすることのほうが多かった。
もちろん学会にもよる。大規模学会であるほど、老舗学会であればあるほど、ガッカリするタイミングは遅い(あるいはそのタイミングはついぞ来ない)。まあ、当時、どういう学会に顔を出していたかは詮索しないでください。
しかし、最近になってまた再び「行ってよかった」「勉強になった」と思う機会は増えた気がする。学会/学界のクオリティがあがっているというのもあるかもしれないが、感受性にはある種の発達曲線みたいなものがあるのではないかと夢想した。
記憶を振り返りながら、以下のような仮説を考えた。それなりにいい感じではないだろうか。