こにしき(言葉・日本社会・教育)

関西学院大学(2016.04~)の寺沢拓敬のブログです(専門:言語社会学)。

(7月22日更新)メンバー募集:名著『教育政策・行政の考え方』を言語教育政策に引き寄せて読む会(Zoom)

夏休みに、「村上・橋野 2020『教育政策・行政の考え方』(有斐閣)を言語教育政策に引き寄せて読む会」を開催(Zoom)します。参加希望の方はご連絡ください。

EメールアドレスはこのページにありますSNSで連絡できる方はそちら経由のほうが気軽だと思いますので、そちらでお願い致します。「参加希望」と、お名前+α程度の情報を書いていただければOKです。

なお、業務連絡・議論において電子メールは使わず、すべて Slack で行う予定です。

趣旨(案)

テクストを丁寧に検討する「狭義の読書会」ではなく、課題文献を読んできた前提で、各自が身近な事例を持ち寄り議論する、応用的・発展的な読書会です。

同書は、著者らが明確に述べている通り、教育政策・行政の(事例ではなく)理論の教科書です。体系的な整理だけではなく、切れ味の非常に鋭い説明がありますが、その分、具体的事例に関する記述は少なく、読者に委ねられています。この点を補完しようというのが、この読書会の趣旨です。

本来であれば、言語教育政策に限定しなくても良かったとも思いますが、フォーカスを絞ったほうが議論がしやすくなるかと思い、言語教育政策をタイトルに掲げました。したがって、言語教育と異なるトピックが論じられることも歓迎いたします。

進め方(案)
  • テクストの要約:1割未満
  • 記述に関する基本的質問など:1割
  • 自由討議:8割(言語教育政策から具体的事例を紹介し、テクストで説明されている理論的枠組と関連付ける)
スケジュール(案)
  • 第1回:8月10日(水)08:00-10:00JST (16:00-18:00PDT)

    • 序 章 本書の考え方と理論的問い
    • 第1章 自由と規制
    • 第2章 量的拡充と質的拡充
    • 第3章 投資としての教育と福祉としての教育
    • 第4章 選抜と育成
  • 第2回:8月16日(火)14:00-16:00JST (22:00-00:00PDT)

    • 第5章 教育における自由と平等
    • 第6章 投入と成果
    • 第7章 事前統制と事後統制
    • 第8章 権力の集中と分散
  • 第3回:8月31日(水)08:00-10:00JST (16:00-18:00PDT)

    • 第9章 集権と分権
    • 第10章 統合と分立
    • 第11章 民主性と専門性
    • 第12章 個別行政と総合行政
    • 終 章 今後の学習のための視座

www.yuhikaku.co.jp