R. Phillipson. 1992. Linguistic Imperialism. OUP.*1の読書会やることにしました。純粋な「読書(だけのための)会」は初の試み。カフェでまったりとやりたいですね。参加希望のかたはお気軽に。
開催趣旨はこんなかんじ(建前)
本書は、90年代頃から注目を集め始めた「言語帝国主義論」(特に「英語帝国主義論」)に先鞭を付けた著作のひとつです。出版から20年近く経っており、ある意味で「新古典」と呼べる文献です。したがって、多くの方々は既に読んでいらっしゃるかもしれませんが、近々続編*2が刊行予定(出版予定日を過ぎていますが、まだ出ていないようです)なので、新刊を読むための「下準備」としても、この時期に本書を読む価値はあると思われます。もちろん、初めて読まれる方にも、非常に得るところが多い文献だと思います。
本音は、応用言語学・ELT/TESOLの知識システムを批判的かつ歴史的に検討した先行例として、方法論的な面からもう一度読んでみようという目論見です。10月神戸で行われるナラティブシンポでの発表への示唆を意識しています。
*1:http://www.amazon.co.jp/dp/0194371468
*2:R. Phillipson. 2009. Linguistic Imperialism Continued. Routledge. http://www.amazon.com/dp/0415872014