アカデミア関連
友人からこんな文章を教えてもらった。日本社会学会倫理綱領にもとづく研究指針 http://www.gakkai.ne.jp/jss/about/researchpolicy.php 全文引用したいくらい重要な内容だが*1、長くなるので、特に重要な部分だけを抜粋する。 (2)研究・調査に関する知識…
院生が自分と分野の近い研究者に自著論文(口頭発表資料でもOK)を送ることは、基本的に益しかない、という話。* * *研究者になって初めてわかったこと。見ず知らずの院生から「論文書いたんでよかったら読んでください」とファイルが送られてきても厚か…
世間は学会シーズンだ。修士の人が「みんな凄い!」「勉強になった!」と感想を漏らしているのを見た。自分もおよそ10年前は同じような気持ちになったなあとしみじみ思い出した。ただし、学会に行って総じて「行ってよかった」と思っていたのはだいたい修士…
先日、「小学校英語とエビデンス」という一般向けの記事を書いた。 小学校英語とエビデンス(寺沢拓敬) - 個人 - Yahoo!ニュース その内容をアカデミックなものに大幅に書きなおしたものが以下の論集に掲載されたので紹介したい。 英語教育学における科学的エ…
ここの続き 修士1年での研究テーマの決め方 - こにしき(言葉、日本社会、教育) 「役に立つ研究」「お役に立てる研究」という言い方は色々ミスリーディングなのでやめた方がいい気もするんだけど、やめられない。以下にエクスキューズを書いておきたい。 意…
聞かれてもいないのにアドバイスを書くコーナー! 「役に立つ研究」はたしかに役立つが、「役立つ研究」をあなたができるとは限らない 「役に立つ研究」をやりたがる修士1年(M1)は多い。たとえば、「明日の指導ですぐ使える」とか「現場の先生方に使っても…
私の学振PD応募計画書をアップします。 ご自由にお使いください。 2012年度は補欠枠まで行って落ちて、2013年度は採用されました。その意味で、私は当落の微妙な差がわかりやすい事例かもしれません。 いずれの年度も「人文学」の「外国語教育」枠で応募しま…
2012年度に出た以下の拙論文2本は、それぞれ執筆スタイルがかなり対照的だった。 ひとつは、日本教育社会学会の『教育社会学研究』第91集に掲載された論文で、掲載まで非常に長い時間がかかった。審査自体はスムースだったのだけれど、投稿するまでに3年間以…
以下の記事の続編。 学振(DC1/DC2)採用者の所属大学の分布(人文学、2007-2013) - こにしき(言葉、日本社会、教育) DC1DC2(人文学)における7年分(2007年度〜2013年度)の採用者データを集計(一番下の表)して、それをもとに2次元空間にプロットして…
この記事は、以下のアップデート版です。文章はけっこう重複していますが、こちらの記事のほうがデータは新しい、かつ、データ数は豊富です。 学術振興会特別研究員(DC1/DC2)採用者の所属大学の分布(人文学) - こにしき(言葉、日本社会、教育) * * * *…