こにしき(言葉・日本社会・教育)

関西学院大学(2016.04~)の寺沢拓敬のブログです(専門:言語社会学)。

works

本が出ました - 酒井英樹他編『実践的英語科教育法』(分担執筆)

ブックチャプターを執筆した本が発売されました。 「学ぶ・教える・考える」ための実践的英語科教育法作者: 酒井英樹,廣森友人,吉田達弘出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 2018/11/24メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 私が担当したのは第二章で…

日本の小学校英語政策の効果を検証した論文が出ました(結果は否定的)

2018年5月13日追記 本稿に対し、統計アイドルなどと称する非実名アカウントが、「この論文の分析の問題点を考えるのは統計のツッコミ力を鍛える訓練になる」などと言って、他のアカウントにも「ツッコミ」を呼びかけていた。ただ、詳しく聞いてみたところ、…

『ことばと社会』第19号「特集 ことばの商品化」に論文が掲載されました。

「経済学から見た言語能力の商品化――日本における英語力の賃金上昇効果を中心に」という論文を(経済学者じゃないのに)書きました。経済学者の皆さん、すみません。ことばと社会 19号 特集:ことばの商品化「英語ができれば賃金アップ!」みたいな話をとり…

『半径5メートルからの教育社会学』という本が出版されます。

片山悠樹・内田良・古田和久・牧野智和(編)『半径5メートルからの教育社会学』という本が大月書店から出版されます。 私は、第7章「『英語は全員が学ぶもの』という自明性を疑う」という章を執筆しています。出版社ウェブサイト - 半径5メートルからの教…

『これからの英語教育の話をしよう』という本がひつじ書房から出ます。

来月頭に私が編著者として関わった『これからの英語教育の話をしよう』という本がひつじ書房から出版されます。 出版社ウェブサイト - 藤原康弘・仲潔・寺沢拓敬編『これからの英語教育の話をしよう』(ひつじ書房) 本書の中で私は、「小学校英語政策の問題…

論文が出ました。(Globalisation, Societies and Education 誌)

論文が出ました。 Terasawa, Takunori. (2017). The contradictory effect of the ‘global’ on the ‘local’: Japanese behaviour and attitudes towards English use in local contexts. Globalisation, Societies and Education, Online First. The contrad…

ブックチャプター執筆しました(三省堂『小学校外国語科内容論』)

私がブックチャプターおよびコラムを執筆した本が出ました。 酒井英樹・滝沢雄一・亘理陽一編 (2017)『小学校で英語を教えるためのミニマム・エッセンシャルズ 小学校外国語科内容論』三省堂 私が担当したのは以下の2つです。 第11章 現代社会における英語 …

2015年のアウトリーチ活動

2015年に私が行った、いわゆるアウトリーチ活動、要はCVに載らないタイプのアカデミックな仕事を書いておきます。CVに載るタイプの仕事はこちら。→ http://researchmap.jp/read0150016/ちなみに、学振の説明によるとアウトリーチ活動とは・・・ 特別研究員の…

英語教育史への社会学的アプローチ

論文が出ました。 寺沢拓敬 (2014). 「英語教育史への社会学的アプローチ」『日本英語教育史研究』第29号 pp. 65-73. 投稿論文でも招待論文でもなく、昨年5月に行われた英語教育史学会全国大会におけるシンポジウムでの報告をまとめたものです。ただし、シン…

第2外国語に関心がある「日本人」ってどんな人?

論文出ました。 寺沢拓敬 2014. 「英語以外の異言語に対する『日本人』の態度の社会統計的分析」『言語情報科学』第12号, pp. 91-107. ここから閲覧・ダウンロードして下さい →PDF(Dropboxのページが開きます) タイトルにある「英語以外の異言語」とは、い…

日本社会における英語使用の必要性

寺沢拓敬 (2014). 「日本社会における英語使用の必要性---社会統計に基づく英語教育政策/目的論の検討」 吉島茂編『外国語教育Ⅴ−一般教育における外国語教育の役割と課題−』朝日出版社 pp. 231-250.外国語教育〈5〉一般教育における外国語教育の役割と課題作…

日本社会は実際のところ「英語化」していない

刊行は2014年春ですが、採用は決まったので、まあ載せてもいいよねーと思ってアップします。草稿であれば執筆者に100%権利があるらしいし。 寺沢拓敬 2014. 「日本社会は『英語化』しているか ―2000年代後半の社会調査の統計分析から」『関東甲信越英語教育…

『社会言語学』第13号発行

『社会言語学』第13号発行しました。 http://www.geocities.jp/syakaigengogaku/syakaigengogaku2013.html私も論文書いてます。 ご希望の方は、上記のリンクから注文するか、私までメール下さい。 論文 すぎむら なおみ 障害をもつ身体が性暴力被害にあった…

英語以外の異言語に対する「日本人」の態度の社会統計的分析

刊行は2014年春ですが、採用は決まったので、まあ載せてもいいよねーと思ってアップします。草稿であれば執筆者に100%権利があるらしいし。 寺沢拓敬 2014. 「英語以外の異言語に対する『日本人』の態度の社会統計的分析」『言語情報科学』第12号, pp. 91-10…

「なんで英語やるの?」の戦後史

id:anfieldroadさんの第5回・英語教育ブログ一斉更新企画に参加します。 参加ブログの一覧がこちらに掲載される予定:http://d.hatena.ne.jp/anfieldroad/20131101/p1 なんで英語やるの? 今回のテーマは、 「生徒に、『なんで英語なんか勉強しなくちゃいけ…

「東アジア4ヶ国における英語格差」という発表をします

9月21-22日に埼玉大学で日本教育社会学会第65回大会が行われます。 http://jses2013.org/ 21日(土曜日)の午後、私は、 東アジア4ヶ国における英語格差 ―EASS2008の2次分析を通して というタイトルで発表します。 簡単にいうと、英語の教育機会(英語習得へ…

関西英語教育学会第17回セミナー(兵庫地区)2009年10月11日 「『あたりまえ』の知識を疑う ―社会学研究者はこう問いかける―」

関西大学・水本篤先生による全国英語教育学会第39回北海道研究大会 ワークショップにおいて、以前私が行ったJACET Journal の内容分析を引用して頂きました。言及どうもありがとうございました。 水本先生の資料は、以下でご覧いただけます。 Mizumoto Lablo…

日本の仕事現場は本当に「英語化」しているのか(KATE2013長野大会の予稿集原稿)

8月17日・18日に行われる関東甲信越英語教育学会・長野県大会で、以下のタイトルで発表します。発表に先だって、予稿集原稿をアップします。 予稿集原本のPDF 【2014年2月6日追記】 この発表が、論文になりました。詳細は以下のURLからどうぞ。 http://d.hat…

「国際化のために英語を学ぶべし」論の変遷

論文でました。営業です。 寺沢拓敬 2013.「日本社会における『国際化のための英語』観の変遷―戦後期の世論調査の検討を通して―」『国立音楽大学研究紀要』第47号, pp. 35-44. DL → https://docs.google.com/file/d/0B5tTFTys7em8NTUxQ1ZqR3B5Vms/edit?usp=s…

英語教育史学会のシンポジウム(05/18)に登壇します

来週末(5月18-19日)、大阪府の四天王寺大学で、日本英語教育史学会全国大会が開催されます。 詳細→http://hiset.jp/zenkoku2013.pdf てらさわは、第1日目(5/18)のシンポジウム「英語教育史研究のフロンティア:研究方法論への提言」に登壇・発表します。…

「日本人の9割に英語はいらない」は本当か?

論文でました。営業です。 論文書誌情報 寺沢拓敬 (2013) 「『日本人の9割に英語はいらない』は本当か? ―仕事における英語の必要性の計量分析」『関東甲信越英語教育学会学会誌』第27号、pp. 71-83. https://www.jstage.jst.go.jp/article/katejournal/27/0…

「戦後の英語関係の世論調査リスト」+「英語熱・ジェンダーの分析」

論文でました。営業です。 寺沢拓敬 (2013) 「戦後日本社会における英語志向とジェンダー ―世論調査の検討から」『言語情報科学』11号, pp. 159-175UT Repository (書誌情報・要旨など) / PDF 要旨 論文の目的は、2つあります。ひとつは、戦後日本社会での…

「『全員が英語を学ぶ』という自明性の起源」(「論文でました」的な宣伝)

先週発行された『教育社会学研究』(日本教育社会学会編)に拙稿が掲載されました。 寺沢拓敬(2012)「『全員が英語を学ぶ』という自明性の起源 ―《国民教育》としての英語科の成立過程」『教育社会学研究』第91集、pp. 5-27 中学校英語(正式名称「外国語…

「英語力がアジア人意識に及ぼす効果」(嶋内・寺沢 2012)

論文でました。(厳密には6月に出ていましたが、先日ゲットしましたのでご報告) 嶋内佐絵・寺沢拓敬 (2012) 「英語力がアジア人意識に及ぼす効果 ―アジア・バロメーターとアジア学生調査の計量分析を通して」『アジア英語研究』第14号 pp. 85-106. リサーチ…

「日本人は英語下手」は本当か、計量データによる国際比較(拙稿の宣伝)

The Journal of English as an International Language という雑誌に論文が載りました。 Terasawa, T. (2012). The discourse of “Japanese incompetence in English” based on “Imagined Communities”: A sociometric examination of Asia Europe Survey. T…

「イングリッシュディバイド(英語格差)の検証」(拙稿の宣伝)

Terasawa, T. (2012). The “English divide” in Japan: A review of the empirical research and its implications. Language and Information Sciences, 10, 109-124. ---> UT Repository ---> PDF Abstract in Japanese (the paper itself was written in …

英語ができれば、英語が必要な仕事に就けるのか? ---日本の労働市場の不平等性と英語使用---

私が編集委員として参加している『社会言語学』の11号が刊行されました。 今号は書評論文も含め十数本の論文が載っています。 目次など詳しくはこちら。 http://www.geocities.jp/syakaigengogaku/syakaigengogaku2011-2.html ご興味の方は、上記のウェブサ…

英語と賃金の関係、日本の労働市場の場合(拙稿の宣伝)

English skills as human capital in the Japanese labor market: An econometric examination of the effect of English skills on earnings. Language and Information Sciences, 9 pp. 117-133. To cite this article ---> DOWNLOAD (UT Repository) 要旨…

「英語を役立つと思っている人ってどんな人?」(拙稿の宣伝)

Terasawa, T. (2011) Japanese People’s Valuation of English Skills: Sociometric Analysis of JGSS-201. Osaka University of Commerce JGSS Research Center (Ed.). JGSS Monographs 11 (pp.47-57).〔大阪商業大学JGSS研究センター編『日本版総合的社会…

書評論文が出ました (R. Phillipson 2010 "Linguistic Imperialism")

社会言語学 X(2010)所収「書評 Robert Phillipson, Linguistic Imperialism Continued.」(pp.167-178) → ciniiリンク 今年初めに刊行されたロバート・フィリプソンの上掲書の書評です。いろいろ思うことがあって書き殴っていたら、途中からはもはや本の紹介か…