もはや「あるあるネタ」
- 福原麟太郎「英語教授法以前の問題」『英語教育』1950年2月号、pp.2-4.
教授法以前の問題といふのは、英語自身によく熟達してゐなければならないといふことである。…英語教授法を研究する、又はその稽古をする以前の問題として英語自身に熟達するといふ事になると、それは、英語の一つだけの方面ではなくて、あらゆる方面、即ち、読む、聴く、しゃべる、書く、といふ四つの方面、及び、英語を語学的に認識してゐるといふことを必要とするであらう。又、私などの主張からいへば、英語のうしろにある英米文化の理解といふことも、相当持ってゐて貰ひたいと思ふ。