こにしき(言葉・日本社会・教育)

関西学院大学(2016.04~)の寺沢拓敬のブログです(専門:言語社会学)。

サージェント2011編著読書会、第1回報告

以下の読書会を、さる6月24日(日)に行いました。
【告知】読書会:サージェント編著『グローバル化時代の日本の英語』 - こにしき(言葉、日本社会、教育)


第2回は、7月8日(日)に開催します。
【告知】読書会:サージェント編著『グローバル化時代の日本の英語』第2回(7/8) - こにしき(言葉、日本社会、教育)


以下、てらさわによる、第1回の「報告」と言えるかは微妙な、勝手気ままなメモ。

スカイプ同時通話は意外といける

  • 対面参加5名にくわえ、スカイプ参加5名(金沢、ハワイ、名古屋、茨城、東京)だったが、数度だけ途切れることはあったものの、基本的に快調。「日本時間の日曜午後」というのが幸いしたのだろうか?
  • ただし、映像にするととたんに重くなる。

スカイプ会議を快適にするために

  • スピーカー・マイクは安いものでよいので用意したほうがよい。
  • リアル参加者とウェブ参加者との間のストレスの少ない対話のためには、ある程度音量が必要。⇒スピーカー必要
  • 音量が大きいとハウリングが心配⇒マイクが必要
    • 今回使ったマイク

【2008年モデル】エレコム スタンドマイク(ブラック) HS-MC01BK

【2008年モデル】エレコム スタンドマイク(ブラック) HS-MC01BK

本書および本書所収の各論文の想定読者は誰なのか?

  • 日本社会研究としての性格が強いが、
  • 日本の事情にくわしい、日本語が読める英語教育関係者には自明な記述が多い
  • 日本語が読めない、日本事情に明るくない応用言語学者・英語教育研究者?

「日本社会」の描き方、捨象の仕方

  • すべての論文で(紙数の制約もあり)「日本社会」を理解可能な程度にまで一般化=パッケージ化して紹介する、という性格が強い。
  • 日本をよく知る研究者には、いずれも強い違和感
  • どこまで一般化するか、どこまで多様性・複雑性を描くか、どのあたりで妥協するか