こにしき(言葉・日本社会・教育)

関西学院大学(2016.04~)の寺沢拓敬のブログです(専門:言語社会学)。

立教高校の生徒さんに職場案内(?)をしました

立教高校には「英語学習ウィーク」(正式名称はなんでしたっけ?)というものがあるそうです。
その一環で、昨日(5月21日)、同校の綾部保志先生の生徒さん3名に、東京大学本郷キャンパスを案内しました。
なお、私の立場、つまりポスドクを説明しなければいけなくなった都合上、現代日本における野良博士たちの厳しい現状も、未来のある若人に話してしまいました(笑)。


多くの生徒さんは、「英語を使っている職業人」を訪問するそうですが、この3名の問題関心はだいぶマニアックです。「英語を使っている職業人は統計的にどれだけいるか」という一段メタな問いで、まさに私の専門分野なので、テンションがあがりました。


JGSS等無作為抽出による社会調査データなどをRで実際に分析してみせて、仕事での英語使用は、まだけっして大衆化していないことをお示ししました。


そのうえで、「社会というのは、いろいろな職業の人によって構成されていて、特定の就労者にのみ関係することを、『日本でのビジネスパーソンは〜』などと過剰一般化するのは、社会に対する想像力を欠いている。そういう不誠実な職業観は持たないで欲しい」みたいなことを言いました ――結局、英語というか、労働社会学・階層社会学の話になってしまったわけですが(笑)


「英語学習ウィーク」の趣旨とはだいぶそれましたが、私としてはとても楽しかったです。