現職の小学校教員を対象にした小学校英語の実情(ほか)に関する意識調査、この視点をもった研究は(意外にも!)新しい。
なぜなら、、、
- 現職小学校教員を対象にしていて
- いわば「政策論的問い」(小学校英語に賛成?反対?のような)ではなく、
- 「現場の実態」に関して尋ねている
研究(意識調査)というのは管見の限りではないから。
おもしろかった点
- 「英語活動の問題点」、たとえば「教師のゆとりがなくなる」のような項目は、英語活動の指導経験の有無に関わらず、いずれも問題として認識されている。
- →いわば「無知ゆえの問題視」ではない、という示唆
- その一方で、「英語活動を希望している」教師は、(意欲群と言い換えてもいいかも)、希望していない教師よりも、「ゆとりがなくなる」論には与しない。ただし、5件法の平均値でおよそ 0.6 の差であって、「劇的な違い」と言えるかは微妙。