こにしき(言葉・日本社会・教育)

関西学院大学(2016.04~)の寺沢拓敬のブログです(専門:言語社会学)。

『英語教育』の記事タイトルの分析 ---共起しやすい語

昨日の記事のつづき。
『英語教育』のタイトルの変遷 ---計量的テキスト分析 - こにしき(言葉、日本社会、教育)


昨日は、KH Coder でやろうとすると、なぜか何度いろんな可能性を試しても落ちてしまったので、RMeCabを使って対応分析をやりました。しかし、今日やったらふつうにできました。なんでだろ?その節は、サポートして頂いた樋口耕一先生をはじめとして、いろいろご迷惑をおかけしましたm(_ _)m



さて、今日は共起ネットワークというものを使ってみます。


実は、この手法ははじめてで、計算方法がよくわかっていないんですが、とりあえず意味ありげなものが出力されたので、アップしておきます(これぞクリック統計学派)


たぶん、タイトル内に同時に現れやすい、つまり共起しやすい語は線で結ばれ、共起確率が高ければ高いほど線が太くなっていくということなんだと思いますが、計算方法はよくわかっていません。まあ、結果を見ると、直感的にも納得の結果は得られてますけれども・・・


「実践」「コミュニケーション」「能力」のシーケンスなんてわかりやすいですね。「実践的コミュニケーション」とか「コミュニケーション能力」というのは流行のキーワードです。年代ごとにわけて分析してたら、対照的に、これらは切り離されているかもしれません。