下記の研究会で発表します。
https://sites.google.com/site/komabalanguage/annoucements/-kla%E3%83%BBtalkdi12huihetongsesshon
話す内容は、2月に出る拙著『「なんで英語やるの?」の戦後史』(詳細:http://www.kenkyusha.co.jp/purec/#ISBN978-4-327-41088-9)に書いたこと、そのまんまです。
本を読まなくても、30分で読めた気になっちゃう!
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KLA・TALK第12回合同セッション
- 日時
- 2014年2月2日(日) 14:00〜17:00
- 場所
- 東京大学 駒場キャンパス 18号館 4階 コラボレーションルーム3
- 司会
- 山村 公恵 氏 [KLA会員 東京大学]
<プログラム>
- 発表1
- 「『なんで英語やるの?』の戦後史 ―《国民教育》としての英語、その伝統の成立過程―」
発表者: 寺沢 拓敬 氏 [KLA会員 国立音楽大学非常勤講師]
- 発表2
- 「Reexaming corrective feedback: How, when, and to whom to provide recasts」
発表者: 浅利 庸子 氏 [TALK会員 早稲田大学大学教育学研究科博士課程]https://sites.google.com/site/komabalanguage/annoucements/-kla%E3%83%BBtalkdi12huihetongsesshon
- 寺沢の発表要旨
- 現代でこそ、全中学生が外国語(英語)を学ぶことは当たり前の状況だが、戦後しばらくの間は、けっして自明ではなかった。新制中学校の英語は当初「選択教科」だったからである。こうした「選択教科」の過去は、1950年代・60年代に「事実上の必修教科」へ徐々に移行することで忘却され、その結果、現代の私たちにとってごく自然な「《国民教育》としての英語」が成立したのである。しかし、英語の《国民教育》化を促したのは、社会の英語ニーズや、政府の英語教育政策、英語教員たちの働きかけなど、英語教育に関係が深い要因ではなかった。むしろ、戦後初期の「偶然の要因」の影響が大きかった。本発表では、この偶然の要因を、当時の史料・統計を総合的に検討することで明らかにする。