こにしき(言葉・日本社会・教育)

関西学院大学(2016.04~)の寺沢拓敬のブログです(専門:言語社会学)。

関西学院大学・言語コミュ(略)研究科 公開セミナー「『なんで英語やるの』の戦後史」

2018年10月20日(土)、本学大学院の公開セミナーに登壇します。

関西学院大学言語コミュニケーション文化研究科 第2回公開セミナー&入試相談会

■ 日時: 10月 20日 (土) 13時 00分  ~  16時 00分

■ 場所:関西学院大学大阪梅田キャンパス10階 OC1004教室

言語コミュニケーション文化研究科の教員による講演会(公開セミナー)、研究科説明会および入試相談会を開催いたします。
どなたでも自由にご参加いただけますのでお気軽にご来場ください。
※一般参加可、申し込み不要、無料。

言語コミュニケーション文化研究科 公開セミナー&入試相談会 | 2018年のイベント情報 | 関西学院大学 大学院 言語コミュニケーション文化研究科

 

講演会は13:00~14:20です。

タイトルは、「『なんで英語やるの』の戦後史」です。

同名の拙著(以下)をベースにした話です(なので、同書の議論をきちんと理解している人にとっては聞く必要がない内容です)。

 

講演概要
英語が義務教育課程の事実上の必修教科になったのは実はそれほど昔のことではない。1950年代中頃までは、学校で英語を一切学ばないまま社会に出ていく人も決して少なくなかったからだ。現代の私たちにとって自明な「みんなが英語を学ぶ」という状況は、戦後のごく短い期間に、しかも様々な時代的偶然によって生み出された特殊な制度なのである。戦後史を紐解きながら、このユニークな制度の来歴を考えたい。

 

「なんで英語やるの?」の戦後史 ??《国民教育》としての英語、その伝統の成立過程

「なんで英語やるの?」の戦後史 ??《国民教育》としての英語、その伝統の成立過程