2000年代以降に行われた社会言語学(マクロ系)や外国語教育に関する大規模調査のいくつかが公開データとして2次分析用に公開されています。
「数多い」というほどではありませんが、ごくわずかでもありません。
公開されているデータに比して、二次分析をしようとする研究者(院生やアマチュアの研究者を含む)の数は限られています。データという宝の山が放置されている現状です。じわじわ鮮度を失っていくのはなかなか辛いものがあります。
同様の問題意識を持った方々と共同研究をしたいと思っています。ご興味をお持ちの方はご連絡ください。なお、これはあくまでインフォーマルなものです。研究費も(いまのところ)つきませんが、オブリゲーションもありません。
連絡先は「てらさわたくのり」をローマ字書きにして、以下、@gmail.comです。
方向性
- 統計解析が自力でできる
- 「自力」というのは、たとえ未経験の分析手法であっても、教科書やマニュアルを読みさえすれば、分析できる*2ようになる人という意味です。大規模調査の二次分析では高度な統計手法は通常必要とされませんが、データに大きな制約がついている場合も多いので「データにあわせて柔軟に統計手法を選択・工夫する能力」はしばしば要求されます。
- 野心や使命感がある人
- 業績を稼ぎたいという野心や、データを腐らせてなるものか!という使命感が必要に思います。
*1: 「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのか
*2:ここで「分析できる」とは、自分の分野の査読付き論文に投稿しても「明らかに間違っている」と指摘されることはない、くらいのレベルを想定しています