- 作者: ちきりん,良知高行
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書と本文は関係ありません。
「自分の頭で考える」ということが良い行いとして言及されることがある一方、日本語には「下手の考え休むに似たり」という優れた諺がある。
個人的には後者が好きなんだけど、前者の言いたいこともわかる。
前者が惜しいのは「自分の」が余計な点だと思う。
褒め言葉としての「◯◯さんは自分の頭で考えられる人だ」、よく考えてみると誰の頭を使ってるかは実はたいして重要じゃないことがわかる。「他人の言葉の結論部分だけではなく、その話の筋道・ロジック・過程にもきちんと配慮しているね」と褒めているだけだからだ。
なので「自分のアタマで考えよう」をもっと誤解なく言うならば、「他人(専門家)のアタマで考えられたものをパクったほうが自分のアタマで考えるよりはるかに効率的でしかも正確だけど、パクるんなら結論だけじゃなく全ての筋道をパクろう!」になるかな。