こにしき(言葉・日本社会・教育)

関西学院大学(2016.04~)の寺沢拓敬のブログです(専門:言語社会学)。

帰省

車で松本に行く用事があったので*1、松本の開智学校に行ってきました。


どこにあるの?という感じでしたが、実際行ってみると、通っていた高校のすぐそばでした。何度も脇をとおったことがありました。




地方の歴史博物館はヤバめのところが少なくないですが、意外や意外(失礼)、かなりおもしろかったです。
教育学好き(「教育好き」ではなく)の人ならけっこう楽しめると思います。


ただ、いくつか意見をいうと、

  • 多くの展示で、字が小さすぎる。
  • 簡単なもので構わないので英語の解説がほしい(日本史好き外国人を案内できない)
  • 祖国愛、郷土愛的な「教育にかける情熱」が前面にでている一方で、そうした教育熱の影の側面が示されていない

という点はやや不満が残りました。特にひとつめは、少なくとも2×2くらいに引き延ばさないと年配の人はつらいと思いますが...



売店で、教育勅語が売っていました。1050円です。不敬な安さです。(買ってませんが)


母親と行ったんですが、帰りしな、売店のひとに営業(「土産物として置いてくれない?」)をかけていました。
商魂たくましい公務員です。

*1:私の出身は長野県なんですが、「長野のどこ?」と聞かれると、たいてい「松本です」と答えていますが、正確には松本の20キロ南の塩尻市出身です。なので、松本に車で行くのはやや気合いがいります。