こにしき(言葉・日本社会・教育)

関西学院大学(2016.04~)の寺沢拓敬のブログです(専門:言語社会学)。

「スーパーグローバル大学」に採択されるタイトル、落選するタイトル

「スーパーグローバル大学創成支援」事業に採択された大学の一覧が発表されました。
スーパーグローバル大学創成支援事業|日本学術振興会


どんなタイトルだと採択されて、どんなタイトルだと落ちるのか、分析してみました。


申請タイトルの一覧はこちら。
http://www.jsps.go.jp/j-sgu/data/download/h26_sgu_shinseijoukyou.pdf

頻出キーワード

申請タイトルを形態素解析してみた結果、上位の単語はこんな感じ。

予想通り「グローバル」がダントツ人気ですね。ただ、採択状況はあまりよくないようです。安易にすぎるからでしょうか(「世界」のほうがずっと採択率が良いですね)。
また、あまり馴染みのない「創成」という単語をあえてチョイスする学校が多いあたり、各校の工夫のあとが伺えます(事業名に「創成」が使われています)。ただ、これも採択率はたいして高くありません(笑)

当落を決めるキーワード

では、どういう単語が当落を決めるんでしょうか。
決定木という手法で分析してみました(なお、「国立か否か」という変数も分析に含めましたが、結果に大きな影響はありませんでした)。
以下がその結果。

記法がわかりづらくて申し訳ないですが、黒字で 「何々=a」とあるのは、その単語がタイトルに含まれていた場合です。また、「何々=b」 は含まれていなかったことを意味しています。
つまり、ある語があったかなかったかで、採択率(赤字部分)がどう変化したかを見る手法です。

まとめ

以下、気づいた点だけまとめます。(以下はジョークです。真に受けないでください!)

1. 「世界」を見据え、「研究」も見据えると、採択率0%

2. 「世界」を見据え、「研究」は見据えず、「教育」を頑張ると、採択率100%

3. 「世界」を見据えず、「地域」を見据えると、採択率0%

4. 「世界」も「グローバル」もはたまた「地域」もなく、「構想」があると、採択率80%