いままで僕は、学位論文や口頭発表のハンドアウトなどスタイルフリーの文書では、LaTeX で作成してきました。なので、文献も基本的に、BibTeX(つまり、bibファイルで管理)を使っていました。ただ、研究ジャーナルでは(国際誌であれ国内誌であれ大学紀要であれ)MSワード形式のファイル提出を求められることもあるので、ワードで書き直していました。
今回、ワードとの相性がバッチリだと聞いて、文献管理ソフトMendeley をはじめて使ったんですが、BibTeXからのインポート機能を試してみて気づいたこと、いくつかメモ。
文脈
なお、僕の専門分野は、LaTeXユーザーの跋扈する、いわゆる「理系」とはちがって、教育系です。しかも、次のようなけっこう特殊なビブリオ収集環境です。
- 使用する論文に日本語文献が大量にある。
- しかも、それを英語論文で引用したときに作成した、ローマ字書&英訳で表記した日本語文献も大量にある。
- 狭義の「論文」だけでなく、書籍や官庁の報告書のような類の和文文献が多い。したがって、note ={} の記述が大量にある。
- 翻訳文献も多い。
- 分野的には、出版年だけでなく、初版の年代にもけっこうこだわる。(特に翻訳)
ふりがなフィールドは対応していない
日本語bibファイル内の、yomi={} フィールドは、インポートの際にスキップされる。