こにしき(言葉・日本社会・教育)

関西学院大学(2016.04~)の寺沢拓敬のブログです(専門:言語社会学)。

『「なんで英語やるの?」の戦後史』の誤記等について

拙著について誤記等がありましたら、随時ここに書いていきます。
また、誤記を発見した方がいらっしゃいましたらご連絡ください。

「なんで英語やるの?」の戦後史 ??《国民教育》としての英語、その伝統の成立過程

「なんで英語やるの?」の戦後史 ??《国民教育》としての英語、その伝統の成立過程


1.3.2.節(ミスリーディングな記述)

2015年5月15日更新


図中の凡例の「5時間」を「週5時間」に訂正。


第6章「人口動態の影響」

2箇所明らかな誤表記がありました。

p.168、下から3行目
『学校教員統計調査』
『学校基本調査』
p. 169 図6.4 縦軸のラベル
1959-65間の教員シェアの変化率
1959-65間の教員シェアの差


地の文(p.169 上から11行目)には「1959-65間の教員シェア(単位:%)の差」とあります。こちらが正確な表現です。


出典の詳細

「本書のpp. 168-69 の教員数の出典が不明である」という意見が寄せられたので出典を記します。上記の誤記に由来するものかもしれませんのでそこはすみません。
ただ、一般書であれ学術論文であれ、ここまで詳細に(ページ数まで)記載する義務はふつうありません。そもそも戦後の学校基本調査はアクセシビリティが高い統計資料です。したがって、これは「誤記の訂正」という意図はありません。「サービス」と理解していただければ幸いです。

都道府県別 教員総数

文部省調査局統計課 / 文部省調査局『学校基本調査報告書』

1959年度
pp. 132-133.
1962年度
pp. 120-121.
1965年度
pp. 104-106.
都道府県別・教科別 教員数

文部省調査局統計課 / 文部省調査局『学校基本調査報告書』

1959年度
p. 141.
1965年度
pp. 214-219.

※1965年度版には主担任数も記載されており紛らわしいですが、本書は「教員数」で議論していますので「主担任数」ではありません。