GW明けの土曜日、今年3月に急逝された大田直子先生のお別れ会に行ってきた。
(他の恩師の先生方を差し置くのも気が引けるのだが)私が一番最初に「教育学」的な考え方に向き合ったのは、大田先生の授業だったと思う。
教育について考えることは、「いまここ」の教育を肯定することではない
曲解しているかもしれないし、いやむしろ、我田引水な気さえするのだが、それでも、太田先生の思想はこういうものだったと解釈している。そして、いま、自分の「教育に対するまなざし」がまさにこれである。
大田先生の新刊が届く。出版は今年5月。つまり、出版には立ち会えなかったことになる。
日本の教育改革の基準点として、頻繁に参照される英国の教育改革。
しかし、改革の新奇さは大いに喧伝されるものの、その結果がきちんと精査されることは少ない。
「いまここ」に批判的まなざしを向けながら、じっくり読み進めていきたいと思う。
- 作者: 大田直子
- 出版社/メーカー: 世織書房
- 発売日: 2010/05
- メディア: 単行本
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