論文ログ
Hogan, J. 2003. The social significance of English usage in Japan. Japanese Studies, 23(1), 43-58. 目次 Introduction General characteristics of English-derived vocabulary in Japan Language contact and language choice English-derived vocabu…
Lambert, C. P. 2001. The Viability of Learners' Beliefs and Opinions as Input for Second Language Course Design. RELC Journal, 32(1), 1-15. 念のため注記しておくと、上記論文が、標題のような問題関心に基づいているわけではなく、私が勝手に「深…
Snow, M. 1999. Economic, statistical, and linguistic factors affecting success on the test of English as a foreign language (TOEFL). Information Economics and Policy, 10(2), 159-172. Kim, M. & Lee, H. 2010. Linguistic and nonlinguistic fac…
Gao, Yihong. 2009. Sociocultural Contexts and English in China: Retaining and Reforming the Cultural Habitus. In J. Lo Bianco et al. (eds.) China and English: Globalisation and the Dilemmas of Identity (pp.56-78). Bistol: Multilingaul Matt…
Kelsky, K. Women On The Verge: Japanese Women, Western Dreams (2001, Duke University Press) 本書のテーマを一言で言えば、日本社会と女性と国際意識(internationalism)の相互の関係性を明らかにすることである。具体的には、特定の階層*1の日本人女…
今日は読書会(第3回)でした。要約を作成して下さったみなさん、お疲れ様でした。熱/厚い議論ができて幸せでした。 以下、備忘録としてのメモです。個人用のメモでかなりざっくり書いているため、ところどころ、サージェントの主張なのか僕の主張なのか、…
先日の読書会でつかったレジュメ(要約)をアップします。 (→PDF版はこのリンクから) Chap. 1. 序 概念としての言語 本書の目的は、言語---特に、グローバル化という文脈における英語---の概念化の位相を検討することである。主な課題は次の2点である。 英…
要約 文化的平等神話 本論文は、実際には文化の階層性、文化的再生産が存在する日本社会において、 なぜ「文化的平等神話」が浸透しているかを、ジェンダーという観点を含めて概観するものである。検討する問題は大別して次の2点である。 日本社会特有の文化…
人種的マイノリティの「文化」的資源の位置づけを、Critical Race Theory(批判的人種理論:CRT)の観点から理論化した論文。8ページにもわたる参考文献が示すとおり、基本的に、理論的/レビュー的な論考である。 大まかに言えば、前半は批判的人種理論の解…
現職の小学校教員を対象にした小学校英語の実情(ほか)に関する意識調査、この視点をもった研究は(意外にも!)新しい。 なぜなら、、、 現職小学校教員を対象にしていて いわば「政策論的問い」(小学校英語に賛成?反対?のような)ではなく、 「現場の…
(p.61)小学校の英語教育→日本語汚染論(...宮岡(2002)を引きつつ)*1 (p.75)「なぜ文化支配はいけないのか」:文化は精神的財産であり、市場経済の論理に組み込んではいけないから (p.130)非英語話者の実業家と英語話者の労働者の会話→英語話者のほう…
地域間格差:分権型社会、市町村合併に伴い今後拡大のおそれ 地域内格差:地方都市でさらに大きな問題(ある自治体のなかで、中心と周辺の差が顕著) 見える格差(ハード面) vs. 見えない格差:ソフト面 (白瀬, 2006(『論争格差社会』内所収)に基づく) …
学力低下・学力格差の社会学的研究:レビューとその問題 学力を規定する要因はいずれも仮説的 決定係数の小ささ 変数の質のレベル 家庭背景についてが、子どもによる回答に基づいており、データの信頼性に疑問がある +調査対象エリアの問題→これらの問題を…
不平等をめぐる三つのレベル(ブラウン(2005, p.50)によるまとめ) 政治の領域における、「実現可能な複数の価値の優先順位をめぐる論争」 政治哲学などの領域での、「議論における使用言語を明確化するという、哲学的・論理学的に厄介な知的作業に関わる…
はじめに トラッキング研究としての学校格差研究 学校格差研究の始まり 学校格差研究の展開 学校格差研究の成果と限界 学校格差と教育改革 学校格差への対応としての教育改革 インプット・コントロールとしての入学者選抜制度の改革,進路指導の改善 スルー…
今週は、『教育社会学研究』最新号の格差特集を読む週間に設定〜 高等教育機会の格差の問題 高等教育機会の格差是正政策と高等教育機会の危機の背景 高等教育機会格差の現実と是正政策 欧米の教育機会格差の是正政策と実証研究 日本の教育機会格差の是正政策…